1976年8月8日 この頃から、就職先の寮で同室になった仲間と、二人で出かけるようになった。 雨の日を除いて、ほとんど毎日曜日に出かけている有様。

室生寺は、修学旅行以来であるが、隅の隅まで見て回った。

室生寺
<<室生寺>>

室生寺
<<宇陀川>>
室生寺はこの川より別れた室生川沿いにある。

男二人組は、バス代を節約するため歩いて、室生寺までの山登りに挑戦することになった。

室生寺


バス道路沿いに、ハイキング用の道があると聞き、勇んで歩きはじめる。 ところが、どこをどう通ったのか、一向にたどり着けず・・。

結局、本当に山に登ったみたいで、尾根から、下の方にお寺が見えたときは、ほっとした。 山の中で苦闘すること、一時間ほどであった。

ここで、休憩を兼ねて、名物のとろろそばを食べることにした。 ところがこれが口に合わず、これ以来、とろろが嫌いになってしまった。

室生寺
<<室生寺:仁王門>>


室生寺
<<室生寺:鎧坂から金堂>>


室生寺

金堂の脇にある、小さなお堂(大神祠)。

室生寺

<<室生寺:灌頂堂ごしの五重塔>>
室生寺の五重塔は、女人高野の名のごとく、可憐なたたずまいを見せている。 石段下から見上げると、屋根裏の白が目にまぶしい。

室生寺
<<室生寺:奥の院への道>>
石段は、五重塔から約400段、仁王門からは約700段あるという。

室生寺

坂道の途切れたところには、必ずと言っていいほど、こうした地蔵が置かれ、 お参りをした跡が残っている。

室生寺